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【お悩み解決】読み書きが苦手な子どもとの関わり方|3つのポイント

おはようございます!

にくめんです。

  • 他の勉強はできるけど、ほとんど漢字が書けない。
  • ひらながはかけるけどラッコがラコと「っ」が抜ける。
  • どうもさぼっている感じではない。

今回はこのような親御さんや先生の悩みを解決します!

 

<内容>

  1. 読み書きが苦手(ディスレクシア)とは?
  2. 関わるときに大切にしたい2つのこと
  3. それでも書かせたい場合

本記事では、読み書きが苦手な子どもとの関わり方を3つのポイントに分けて紹介!

読み終えれば読み書きが苦手な子どもとの関わり方が分かるようになります。

少しでも同じ悩みをもたれている方のお役に立てれば幸いです。

 

現役小学校教諭のにくめんが具体例も交えて

3つのポイントについて解説していきたいと思います。

 

執筆者(にくめん)紹介

  • 小学校教諭9年目
  • 2児のパパとして奮闘中
  • 気合いのいる学級の経験豊富
  • 読み書きが苦手な子の担任経験複数回

 

 

【お悩み解決】読み書きが苦手な子どもとの関わり方|3つのポイント

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読み書きが苦手(ディスレクシア)とは

ディスレクシア(英語: dyslexia、ディスレキシアとも)は、学習障害の一種で、知的能力および一般的な理解能力などに特に異常がないにもかかわらず、文字の読み書き学習に著しい困難を抱える障害である。 失読症難読症、識字障害、(特異的)読字障害、読み書き障害、とも訳される。

 

引用元:ディスレクシア - Wikipedia

 

ディスレクシアとは、知的に問題はないものの読み書きの能力に著しい困難を持つ症状を言います。
充分な教育の機会があり、視覚・聴覚の器官の異常が無いにも関わらず症状が現れた場合に称します。

 

引用元:ディスレクシアって? | 認定NPO法人 EDGE(エッジ)

 

つまり

健康に育っているし勉強もできるけれど

読み書きだけがうまくできないことですね。

決してさぼっているわけではなく

先天的に読み書きが苦手という状態です。

 

<一般的な特徴>

  • 読み書きが苦手
  • 人によって苦手なところに個人差がある
    (読めるけど書けない、ひらがなは書けても感じが書けないなど。)
  • 学習障害(LD)とはちょっと違う
  • 文字の形や構成している部分を正しく理解できない。

 

現在、日本だと人口の5〜8%、海外だと10〜15%いると

いわれているそうです。

 

単純に換算すると40人学級で約2〜3人いるという計算ですね。

私が過去に受け持った子どもたちの中にもいました。

  • 漢字が苦手!
  • いつも枠からはみ出してしまう!
  • 似たような違う字をよく書いている! 

確かに漢字は書けないけど、しゃべるのは得意だったり

読むのはすらすら読めている子もいましたね。

 

では、

そんな子たちとどのように接していけばいいか

一緒に考えていきましょう!

 

関わるときに大切にしたい2つのこと

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否定しない

とにかくこれが1番だと思っています。

否定しないで認めてあげましょう。

 

これはどの子にもそうなのですが

否定されると自信を失います。

「僕はできないんだ。」

「ダメな子だ」と

自分を責めるようになってしまうこともあります。

 

苦手なのは読み書きだけなのに

勉強そのものが苦手だと思ってしまっていたり

どの勉強もできないと思ったりしている子もいました。

 

ではどうすればよいか。

しっかり認めてあげましょう。 

書けなくても大丈夫。

これからの世の中いくらでも対策はできます。

まずは元気に育っていること

生まれてきてくれただけで幸せなこと

しっかり子どもたちに伝えていきましょう!

 

学習の遅れなど後からいくらでも取り返せますが

自信を一度失うと取り戻すのはかなり困難です。

合わせて子どもの自己肯定感を伸ばす褒め方も試してみましょう!

 

無理に教え込まない

できないからと

無理に教え込むことはやめましょう!

  • 今後書けなかったらどうしよう。
  • 読めないまま大人になってほしくない。
  • いじめられるかも・・・。

こんなことを考えていると

親として心配になる気持ちはとてもよく分かります。

しかし、焦って教え込んでしまうと

きっとイライラしてしまうことでしょう。

 

「なんでできないの!」

「どうしてわからないの!」

「みんなはできているのに!」なんて言っていると

子どもの自信は地の底です。

 

いいんです。字など書けなくても。

大人は子どもに必要以上を求めます。

生まれてきてくれただけ幸せだったあの日を思い出しましょう。

 

それでも書かせたい場合

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  • それでもなんとか書かせたい。
  • その子自身が書きたいと思っている。

という時の対策を少し載せておきます。

経験から思いつくものを5つほどあげておきます!

あくまで、本人の意思を尊重してあげてくださいね。

その子がとっつきやすい方法を色々と試してみましょう。

 

覚え方を工夫する

  • パーツで覚える(謝→言+身+付など)
  • リズムで覚える(芸人オジンオズボーン:篠宮など)
  • 好きなことの本を読む

ちなみに僕も漢字や読み書きは苦手でしたが

ゲームの分厚い攻略本や漫画を読むのが好き

毎日読み込んでいた結果、読み書きが

得意になっていきました。(完全に主観です。)

 

線や色をつける

ディスレクシアの人は文字がバラバラに見えたり

空から振ってきて見えたりするそうです。

そこで下線を引いてあげたり

色を付けてあげると

読みやすくなる子もいるそうです。

マーカーでもいいのかな?

 

パソコン

書かずに文字は入力しましょう!

これからGIGAスクールも進んでいき

ますます書く機会は減るでしょう。

書くが苦手なら打てばいいんです。

変換も任せてしまいましょう!

 

音声入力・読み上げ機能

最近では音声入力もできますし

読み上げ機能も進化しています。

今では読書も「読む」だけではなく「聞ける」時代です。

実際に聞く読書を始めて読書が好きになった

という方も知っています。

 

Kindleにも「音声読み上げ機能」があるので活用してみては?

 

違う言語

もし自分の子どもがディスレクシアだったとしたら

違う言語を試してみるのもありかなと思いました。

家族みんな英語で読み書きしてみるとか

アラビア語で宿題出してみるとか。

視点を変えていろいろな言語に触れてみると

何かのきっかけになるかもしれませんね。

 

まとめ

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いかがだったでしょうか。

 

たくさんいいところがあるのに

たった一つの壁にすべてを遮られるのはもったいない!

私はそう思います。

人はつい悪いとこに目をやってしまう生き物です。

子どもうちはなおさらです。

大人が意識して子どもたちのいいところを見つけ

しっかり認めてあげましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでもあなたの役に立てたならうれしいです。

このブログでは

  • 先生の働き方について
  • 子どもとの関わり方
  • 人生を楽しむ方法
  • 買って良かったもの

などを紹介しています。

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それではまた。