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【子どものやる気を引き出す授業づくり】発問で気を付けるべきたった一つのこと

おはようございます!

にくめんです。

  • 子どもが受け身の授業になっている
  • 主体的・対話的な授業がしたい!
  • うちのクラス発表が少ないんだよね。

今回はこのような先生の悩みを解決します!

 

<内容>

  1. やる気がでない原因
  2. 子どものやる気を引き出す発問とは〜3つのポイント紹介〜
  3. 一問一答が効果的な場面

本記事では、発問において気を付けたいポイントを紹介!

読み終えれば、子どものやる気を引き出す発問において気を付けるべきポイントが分かるようになります。

 

現役小学校教諭のにくめんが具体例も交えて

解説していきたいと思います。

 

執筆者(にくめん)紹介

  • 小学校教諭9年目
  • 2児のパパとして奮闘中
  • 気合いのいる学級の経験豊富
  • 体育主任

 

 

 【子どものやる気を引き出す授業づくり】発問で気を付けるべきたった一つのこと

 

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やる気がでない原因

それはずばり

発問が一問一答だからです。

先生方、授業の発問はどうしていますか?

 

先生「式はどうなるかな?」

子 「2+3です!」

先生「2+3の答えが分かる人?」

子 「5!」

先生「○○さんこれであってる?」

子 「あってます!」

先生「じゃあ次の問題いくぞ〜」・・・

 

先生「大切なことは何でしたか?。」

子 「今日大切なことは○○!」

先生「そうです。○○ですね。

   では、読んでみましょう。せーのっ。」

 

こんな一問一答の流れってよくありますよね。

「限られた時間の中で授業を終わらせないといけない。」

「大切なこともきちんとおさえないといけない。」

 その気持ちはとてもよく分かります。

 

僕自身も過去に「先生は話はおもしろいんだけど、発問が一問一答だよね。」と言われたことがあります。

それまで楽しく授業をしていたつもりでしたが、結局自己満足の授業になっていたことに気がつきました。

そこから少しずつ自分の発問を見つめ直し、実践してきたノウハウを紹介したいと思います。

 

一問一答の発問が多い授業になると「先生からの質問にただ答えるだけの授業」

もしくは「先生が意図した答えだけを発表していく授業」になりがちです。

 

先生としては自分の引き出したい答えだけを引き出していけばいいので、授業はわりとスムーズに進むし、大切なことを忘れずに抑えることもできます。

しかし、子どもたちはただ質問に答えるだけで、そこに主体性もなければ創造性もありません。

 

一問一答だけの授業を続けていると

  • 受け身の学びになる
  • 考える力の低下
  • 発表意欲の低下

このような状態に陥ることも・・・。

 

結果、授業にやる気のない子を育ててしまうことになります。

「なんで発表しないの!」なんて説教してしまうことも・・・。

 

この記事を最後まで読んでいただいて、子どもやる気を引き出す授業を一緒に考えていきましょう。

 

子どものやる気を引き出す発問

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発問で気を付けるべきたった一つのこと・・・

それは知的好奇心をくすぐることです。

「やりたい!答えたい!」と子どもが思う発問をすることが大切です。

 

それだけで子どもたちは自分で思考する回数が増え

「自分たちで課題を見つけて解決しようとする力」
「与えられた課題を工夫して解決しようとする力」が

ぐんぐん伸びていきます。

 

以下の3つのポイントに気を付けて発問を考えてみましょう。

  • 大切なところほど説明しない
  • 自由回答できる発問にする
  • ペア・グループトーク

1つずつ解説していきます。

 

大切なところほど説明しない

つい説明してしまいがちですよね・・・。

大切なところほど説明したい気持ちをぐっとこらえましょう。

 

1時間のうちに押さえたいことは

子どもの口から出てくるように授業を進めることで

自分たちで考え、課題を解決する意識が育ちます。

先生の代わりに子どもたち自身が大切なことを説明できる授業を目指しましょう。

 

私はまとめを子どもと考える際に「この時間で1番大切なことは何だったっけ?」と聞くようにしています。

先生がまとめてしまうと板書を書き写すだけのまとめになってしまい、本当に分かったのかどうか分かりませんよね。

うまくいった授業だと大切なところをおさえたまとめを発表してくれるし、そうでないときには自分の授業を振り返るチャンスです。

自由回答できる発問にする

発問を自由回答できるものに変えましょう!

  • どうやったの?
  • どう考えたの?
  • なんでそうしたの?

算数の問題に挑戦したとき

「どんな風に考えたら答えが出たの?」

社会科の調べ学習の後

「どうやったらこんなに調べることができたの?

国語の物語で登場人物の気持ちを発表するときなど

「なんでそう思ったの?」

 

「なぜ?」「どうして?」を聞くことで子どもは考えます。

結果は同じでも、その理由や課程が違うことがあります。

さらに、違いを取り上げることで授業も深まりますよね。

もしその子が答えられなければ違う子に聞いてみてもいいでしょう。

とにかく思考を促すこと。これがとても大切です。

ペア・グループトークの活用

ペア・グループトークを活用しましょう!

「なぜ?」「どうして?」という発問をしていると

子どもがピタッととまることがあります。

原因は主に2つあります。

  1. 発問の意味が分からない
  2. 考えている途中

 

このような雰囲気を感じたときに

ペア・グループトークを使いましょう。

  • 子どもたちなりに解決法を考える
  • 思考がすっきりする
  • 新しいアイデアが生まれる
  • 答えにたどり着く

 少し思考が止まっているなと感じたときに取り入れるようにしています。

 

☆ここまでのまとめ☆ 

  • 大切なところほど説明しない
  • 自由回答できる発問にする
  • ペア・グループトークの活用

 

一問一答が効果的な場面

ここまで書いてきましたが

一問一答が必ずしもダメなわけではありません。

 

<一問一答が効果的な場面>

  • 大切な言葉などを復習するとき
  • みんながわかることをあえて繰り返したい時
  • テンポよく進めたいとき

このような時には一問一答でテンポ良くいきましょう! 

ただ、先生としては楽なのでつい一問一答ばかりになってしまわないように気を付けていきましょう。

うまく使い分けていくことが大切です。

児童の反応をよく見て、主体的に学べる授業を目指しましょう!

.

まとめ

  • 子どものやる気を引き出すためには,理由や課程を語れる発問を多く取り入れる。

いかがだったでしょうか。

教育課程がきちっと決まっている中で、子どもに自由に発言させることはかなり勇気のいることです。

しかし、試行錯誤を繰り返すことで先生も児童も主体的に深く学べる授業がつくれると思います。

  • どうすればより理解が深まるのか
  • どうすれば主体的に学ぶことができるのか

ここを考え続けられる先生でありたいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでもあなたの役に立てたならうれしいです。

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それではまた。