実例紹介!体育の単元計画の立て方3ステップ【初任者&苦手な方向け完全解説】
おはようございます!
にくめんです。
- 体育の授業がうまくいかない
- 体育の授業で何すればいいの?
- どうやって進めていけばいいのかわからない
今回はこのような先生の悩みを解決します!
<内容>
- 体育の単元計画の立て方3ステップ
本記事では、体育の単元計画の立て方を3ステップで紹介!
読み終えれば体育の授業づくりで気を付けるべきポイントが分かるようになります。
現役小学校教諭のにくめんが具体例も交えて3ステップで解説していきたいと思います。
執筆者(にくめん)紹介
- 小学校教諭9年目
- 2児のパパとして奮闘中
- 気合いのいる学級の経験豊富
- 体育主任
- 全員が楽しく参加できる体育実践中
実例紹介!体育の単元計画の立て方3ステップ【初任者&苦手な方向け完全解説】
実際につくった単元計画を例に解説していきます。
日々の教材研究のお助けになればと思います。
単元の目標を明確にしよう
まず、単元の目標を明確にしましょう!
学習指導要領と体育の副読本を参考に!
例:ポートボール
<知識及び技能>
- 楽しさや喜びに触れる
- 基本的な動きを使って易しいゲームができるようにする
<思考力,判断力,表現力等>
- ルールの工夫
- 作戦の選択
- 考えを伝え合う
<学びに向かう力,人間性等>
- 進んで取り組む
- ルールを守る
- 勝敗や友達の考えを認める
- 安全に気を付ける
これぐらいでざっと目標を確認しましょう!
これで満足してはいけません!
うまく授業ができないと感じるときは
この後が不十分なことが多いです。
- とりあえずやらせてみたけど、ボールに集まってごちゃごちゃしている。
- 楽しくないからやりたくないと言う子がいる
- 勝ち負けにばかりこだわってしまう
こんなことありますよね。
目標の確認も大切ですがここでワンポイント!
その運動の楽しさの本質は何か?を考えましょう。
例:ポートボール,サッカーなど
○友達とうまくパスをつないで,ゴールに入れられるかどうか
例:バレーボール
○自分のコートに落とさずに,相手のコートに落とすことができるかどうか
このポイントを考えて授業に落とし込んでいくと、「運動の楽しさ」のエッセンスが含まれた授業になっていきます。
こうすることで勝ち負けだけではなく
作戦や動きの工夫を考える授業を展開していくことができます。
私自身もまだすべての単元でできているわけではありませんが、本質的な楽しさは何かを意識してみましょう。
☆ここまでのまとめ☆
- 指導要領や副読本で目標を確認する
- 運動の本質的な楽しさは何か考える
全体の流れを考えよう
次に全体の流れを考えていきましょう!
どの運動も大枠は同じです。
運動の特徴や目標にあわせて
全体の流れの枠に当てはめていきましょう!
私はこのように意識しています。
<チーム種目>
1時:とにかく楽しむ!興味をもつ!
2〜3時:動きのコツや工夫などを考える
4〜6時:作戦を考えたり,ルールを工夫したりする
7〜8時:学んできたことをまとめる
<個人種目>
1時:とにかく楽しむ!興味をもつ!
2〜3時:基礎的な動きについて考える
4〜6時:応用的な動きについて考える
7〜8時:学んできたことをまとめる
チーム種目と個人種目で少し違いがあるので、目標と照らし合わせて考えていきましょう!
例:ポートボール
<1時:とにかく楽しむ!興味をもつ!>
- 本質的な楽しさは何か考える
- プロやうまい人の動画を見せる
- ちょっとだけボールを触ってみる
<2〜3時:動きのコツや工夫などを考える>
- 1〜2人でできる簡単なドリルゲームを行う
- ルールを簡素化してミニゲームを行う
<4〜6時:作戦を考えたり,ルールを工夫したりする>
- チームでできるドリルゲームを行う
- ルールや場を工夫してミニゲームを行う
<7〜8時:学んできたことをまとめる>
- チームの作戦を改善したり,増やしたりする
- これまで学んできたことをまとめる
細かいところはそれぞれの単元によって変わると思うので
工夫していきましょう!
領域ごとの全体の流れの例も今後紹介していきます!
☆ここまでのまとめ☆
- おおまかな流れはいつも同じ
- チームと個人で流れが少し違う
1時間の活動を考えよう
あとは1時間で何をするか考えていきましょう!
- 運動に必要な動きを細分化しよう
- どの時間に何を考えるか決めよう
1.運動に必要な動きを細分化する
全体の流れに沿って,スモールステップを意識しましょう!
運動を細分化すると考えやすくなります。
例:ポートボール
- パスについて
- シュートについて
- 攻め方について
- 守り方について
- 作戦について
例:水泳
- スタートの仕方
- 手の動かし方
- 足の動かし方
- 息を吸うタイミング
- 目線(どこを見るか)
例:走る運動
- スタートの仕方
- 手の動かし方
- 足の動かし方
- ゴールの仕方
このように細分化して
どの時間にどの動きについて取り上げるか
考えていきましょう!
2.どの時間で何を考えるか決める
細分化できたら
どの時間に何をするか詳しく考えていきましょう!
<1時間の流れの例:ゲーム型>
<1時間の流れの例:陸上・水泳など>
- 今日やること・めあての確認
- 簡単な運動遊び
- 活動①(基礎的な動き)
- 振り返り
- 活動②(ゲーム性をもたせて)
- まとめ
それぞれの運動に合った
1時間の活動内容を考えていきましょう。
私は2つの活動と2回の振り返りの時間を
いつも意識しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
先生は他の仕事も多くあり、なかなか体育の単元計画を立てて授業を行うことは難しいかもしれません。
しかし、きちんと目標をもって指導をすることで、子どもたちは安心して楽しめる体育の時間を過ごすことができると思います。
ちょっとでも先生方のお役に立てるとうれしいです。
ご質問やご指導があれば気軽にお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでもあなたの役に立てたならうれしいです。
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それではまた。