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【子どもが伸びる】現役小学校教諭が語る子どもを叱らない理由

子育て支援】現役小学校教諭が語る子どもを叱らない理由

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おはようございます。

nikumeenです。

今日は子育てにも使える

大切な考え方をお伝えしたいと思います。

 

みなさんはついクラスの子どもや

自分の子どもを叱ってしまうことはありませんか?

「これはやっちゃだめ!」

「なんでできないの?」

「約束破ったでしょ!」

など、多くのみなさんが経験していると思います。

子どもたちにはいい子に育ってほしいですよね。

でもできれば叱らずに過ごしたくありませんか?

 

実は叱らなくても子どもは

めきめきと力をつけていきます。

その考え方や方法についてお話したいと思います。

 

これは大人の関係でも同じなので

職場の部下をよく叱ってしまうあなたも

ぜひ覗いていってみてください。

 

 

なぜ、人は叱るのか

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そんな僕も実は働き始めのころは

よく子どもたちを叱っていました。

間違ったことをした子

友達を傷つけてしまった子

授業中うるさくする子

など、よく叱っていました。

 

これは

子どもをよくするためには厳しくすることも大切

だと思っていたからです。

 

叱るときって多くの人が子どものため

考えているからこそ叱りますよね。

そのことが間違いだと気づかされたのは

とある6年生の担任をしていたときでした。

 

その子は授業もまともにうけることができず

友達も平気で傷つけてしまう子でした。

担任として良い方に導かなければと

素行の悪さばかりに目をやり

叱りつけてしまうこともありました。

しかし、あるとき

その子が腹を立てていたので話を少し聞いてみると

「先生が全然俺の話を聞いてくれない。」

という理由で怒っていました。

僕はそのとき

「ああ、この子は誰かに認められたくて怒っているのか。」

ということに気が付きました。

 

つい叱ることが多くなり

認めてあげられていなかった自分を反省しました。

そこから僕の子どもたちへの関わり方が変わっていき

その子も最後はきちんと卒業していきました。

 

これはこの子が特別なわけではありません。

どの子もそしてどんな大人も同じです。

人は認められているからこそ安心して過ごせる

自分の力を十分に発揮できるのです。

 

叱らない理由

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価値観の押しつけ

人は誰かを叱るとき

自分の価値観を人に押しつけようとしています。

「こうあるべきだ」

「これがいいやり方だ」など

あなたが正しいと思っていることを

相手に押しつけようとしています。

しかし、それは間違いです。

 

子どもたちにとってどの価値観が大切かなんて

我々が決めつけるものではありません。

長い人生の中でいろいろな経験を積んで

自分の価値観が形成されていくのです。

 

良いことも悪いことも自ら悩み考えるからこそ

鍛え上げられていくものです。

 

叱ることで失う物

それは信頼関係です。

最近よく聞く残念な言葉は

「まったく、近頃の若いやつは」

「これだから平成生まれは」などです。

「私の小さい頃はこうだった」という親御さんも同じですね。

これこそまさに価値観の押しつけです。

 

自分はこうだった。

こういう風にしていた。

 

伝えれば伝えるだけ

相手との信頼関係を失っています

子どもなら非行に走ってしまったり

勉強にやる気が出なかったり

友達に嫌なことをしてしまうようになります。

 

叱らない方法

じゃあどうすれば叱らずに

子どもの力を伸ばすことができるのか。

それはとても簡単で

その子のことを認めてあげることです。

褒めるとは少し違います。

たとえば

  • 普段のささいな様子まで見てあげる。
  • 存在自体を認めてあげる。
  • その子のことを知ってあげる。
  • 優しく声をかける。

などです。

相手のことをよく知って認めてあげる。

たったこれだけで劇的に変わります。

 

僕はこれだけで学級経営をしています。

ほとんど叱ることはありません。

クラスが荒れることもありません。

かならず落ち着いていきます。

今までいわゆる困難校をずっと渡り歩いてきました。

そのたびにいろいろなタイプの子どもと

接してきましたがみんないきいきと笑うように

なっていきました。

 

でも、叱らないといけないときってありますよね。

そのときはどうか叱る前に

その子の話を聞いてあげてください。

そしてもし間違っていると思ったら

叱るのではなく間違っている理由を

その子と一緒に探してあげてください。

 きっとあなたのことを信頼し

安心して毎日が過ごせるようになると思います。

 

まとめ

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いかがだったでしょうか。

叱ることが悪いことだとは思いません。

僕は経験上

叱らない方が子どもが伸びると思うので

これからもきっとほとんど叱りません。

みなさんもいろいろと試してみてはいかがでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでもあなたの役に立てたならうれしいです。

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